スキャルピング型FX自動売買システムとは?基礎から選び方を解説

みなさん、こんにちは!ありです。

今回は、自動売買システム(EA)にもよく採用されている人気のFX手法、スキャルピングについてお話します。

スキャルピングは数秒〜数分という短い時間の取引を繰り返すことから、スキマ時間で稼ぎたい初心者にも人気の手法となっています。

しかし注意点をよく知らずに取引すると、失敗して退場していく方が多いのも事実です。

スキャルピングで儲けるためにも、まずは基礎的なことから覚えていきましょう。

この記事では、以下の点に絞って解説していきます。

  • FXにおけるスキャルピングとは?
  • スキャルピングのメリット・デメリット
  • スキャルピングを禁止しているFX業者がある?
  • スキャルピング型FX自動売買システム(EA)の選び方

「自分のトレードスタイルがまだ決まっていない」という方や、
「どんなFX自動売買システムを選べばいいか迷っている」という方は、是非参考に
してみてくださいね!

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FXにおけるスキャルピングとは

スキャルピングは有名なFX手法の一つですが、知らない方のために基礎から説明致します。

【スキャルピングとは】
数秒〜数分の短い時間の取引を、1日に何回も行うFXのトレードスタイル。

FX手法は、ポジションの保有期間によって以下の4種類に分けられます。

  • スキャルピング(数秒〜数分)
  • デイトレード(数時間〜1日)
  • スイングトレード(数日〜数週間)
  • 長期保有(月〜年単位)

スキャルピングは、この中でも最も短時間の取引になります。

スキャルピングの語源は、英語のscalp(頭の皮を剥ぎ取るという意味)からきており、これをFXに当てはめると、「市場から薄い利益(皮)を剥ぎ取り、コツコツ積み上げていく」手法ということになります。

スキャルピング型FX自動売買システムの定義

現在スキャルピング型のFX自動売買システムは多く存在しますが、スキャルピングの「ポジション保有時間」「1回の利益額」「取引回数」などは、明確に定義されているわけではありません。

そのため、システムによって保有時間や回数はまちまちで、「1日に何回も取引を行い薄い利益を重ねるもの」をスキャルピング型と指すことが多いようです。

目安としては、

  • 利益額:1~20pips程度
  • 1日の取引回数:10から100回程度

といったトレードスタイルであることが多いです。

後々詳しく解説しますが、取引回数が多いということはその分スプレッド(FX取引における実質的な手数料)も大きくなるということですので、自動売買システムを選ぶ際は、1日何回くらいの取引を行うのかチェックしておきましょう。

FXにおけるスキャルピングのメリット

ここでは、FXにおけるスキャルピングのメリットを主に3つ解説致します。

  1. 利益確定が早い
  2. 価格変動に巻き込まれるリスクが少ない
  3. 損失が限定される

①利益確定が早い

FXにおけるスキャルピングのメリット1つ目は、利益確定が早いことです。

スキャルピングはポジションを保有してから決済までの時間が数秒〜数分と短いため、裁量でFXを行う兼業トレーダーでも、仕事や家事の合間に取引できます。

そのため、時間と資金を効率的に使えるというメリットがあります。

また、日をまたいでポジションを持ち越すと「相場の変化が気になって眠れない」といった人も中には居ると思います。

スキャルピングではそのようなストレスを受けることもなくなります。

②価格変動に巻き込まれるリスクが少ない

FXにおけるスキャルピングのメリット2つ目は、価格変動に巻き込まれるリスクが少ないということです。

例えばアメリカで経済危機が起こった場合、投資家が一斉に米ドルを手放す動きをするため、米ドル価格は暴落します。

しかし通常、一瞬で値動きするようなことはなく、ある程度の時間をかけてゆっくりと相場が動いていきます。

数日〜数週間単位でポジションを保有するスイングトレードや、月〜年単位で保有するトレードスタイルでは、為替変動の影響を相当受けることになります。

しかしスキャルピングの場合、ポジションを長時間保有しないため、そのような相場の大きな変動や、トレンドの発生による影響を受けにくいというメリットがあります。

つまり、ロスカットされるリスクも軽減できるということです。

③損失が限定される

FXにおけるスキャルピングのメリット3つ目は、損失も限定されるということです。

先ほど解説したように、為替変動リスクが小さいスキャルピング手法は、得られる利益が少ない代わりに、受ける損失も少ないのが特徴です。

ただしこれは、投資ルール(利確・損切りライン)を明確にしておき、そのルールを徹底することが必須です。

特にFX初心者がスキャルピングを行う場合、自分で決めたルールを守れずに資金を溶かすケースが多いので、自分が決めたルールは必ず遵守しましょう。

FXにおけるスキャルピングのデメリット

ここでは、FXにおけるスキャルピングの主なデメリット3つを解説致します。

  1. スプレッドがかさみやすい
  2. 約定力に左右される
  3. ある程度のFXスキルが必要

①スプレッドがかさみやすい

FXにおけるスキャルピングのデメリット1つ目は、スプレッドがかさみやすいことです。

スプレッドとは、FX取引をする際の買値と売値の差のことを言います。

例えば、米ドル/円のレートが「買値1ドル=102.027円、売値1ドル=102.025円」で買いを行った場合、その差額(スプレッド)である「0.2銭」の損失から取引が始まります。

つまりスプレッドとは、取引の度にFX業者に支払う「実質的な手数料」になります。

スキャルピングは1日数回~数十回の取引を行い、1回あたりの利益も小さいため、このスプレッドが負担になることもあるでしょう。

スキャルピングを行う場合、スプレッド差が少さい通貨ペアを選んだり、スプレッドが安く設定されているFX業者を選ぶことでコストを抑えることができます。

②約定力に左右される

FXにおけるスキャルピングのデメリット2つ目は、約定力に左右されることです。

約定力とは、トレーダーの注文通りに約定が成立する力のことを言います。

FXは世界中の投資家が常に取引を行なっているため、注文した価格通りに取引が成立しないケースもしばしばあります。

例えば、注文時の金額とずれたところで約定が成立することを「スリッページ」と呼びます。

スキャルピングの場合、短い時間内で取引を行うため、このスリッページによって結果が左右されることも多いです。

約定力が低いことで取引が思うように進まず、損失が大きくなった…ということを防ぐために、スキャルピングをする際は、約定力が高いFX会社で取引することが重要です。

③ある程度のFXスキルが必要

③ある程度のFXスキルが必要

FXにおけるスキャルピングのデメリット3つ目は、ある程度のFXスキルが必要になることです。

スキャルピングは、

  • 通貨がどのように変動していくか
  • いつ買って、いつ売るか

の判断を短時間で瞬時に行い、それを1日に何度も繰り返さなければなりません。

そのため、瞬時の判断力、集中力、自分なりのルールを守り続けるメンタルが必要になります。

ある程度のスキルと経験があるからこそ利益を得られる手法ですので、FX初心者が勝てる手法を確立しないままいきなりスキャルピングに挑戦しても、勝つことは難しいと言えます。

しかし、逆に言えばスキャルピングに挑戦することで、早くFXの練習を積めることにもなります。

スキャルピングを禁止しているFX業者がある

FX会社の中には、スキャルピングを禁止している場合もあるため注意しましょう。

正確に言うと、「スキャルピング」をはっきり禁止しているわけでなく、「短時間での注文を繰り返し行う行為」を禁止行為としている場合があります。

FX業者がスキャルピングを禁止する理由

なぜスキャルピングを禁止しているのか?というと、次のような理由が考えられます。

  • サーバーへの負荷が大きくなる
  • カバー取引が間に合わなくなる

理由1つ目は、スキャルピングは短時間で何度も買売を行う性質上、サーバーへの負担がかかりやすいことです。

サーバーへの負担がかかると約定率が下がりやすいため、スキャルピングを禁止しているFX業者も多いです。

また2つ目の理由として、カバー取引が間に合わなくなることも挙げられます。

カバー取引とは、FX業者が顧客から引き受けた注文と同じ内容の注文を、別の金融機関に対して行うことです。

カバー取引を行うことで、FX会社内のポジションを一定量に保つことができ、為替がどのように変動しても損失を抑えることができます。

つまり、FX業者はカバー取引を行うことでリスクヘッジしているのです。

しかし、スキャルピングのように数秒〜数分で取引を行われると、カバー取引がついていけない事態が発生し、FX会社がその分の損失を受けることとなるリスクが高まります。

そのため一部のFX会社では、元からスキャルピングを禁止しているのです。

スキャルピングをすると口座凍結されることもある

もしスキャルピング(短時間での注文を繰り返し行う行為)を禁止しているFX会社でスキャルピングを行った場合、まれに口座が凍結されることもあります。

利用するFX会社によって、凍結期間や解除条件は異なりますが、一旦口座が凍結されてしまうと、その間は全く取引ができなくなってしまいます。

スキャルピングをする場合は、あらかじめFX会社のルールを調べておき、

  • スキャルピングが禁止されていないか?
  • もし違反とみなされた場合、どのような措置を取られるのか?

についてもチェックしておきましょう。

スキャルピング型FX自動売買システムの選び方

今回解説したように、スキャルピングは「とにかくFXに集中して取り組める人」に向いている手法です。

短時間で取引が完了するものの、ある程度の経験がないとスキマ時間で効率的に稼ぐことは難しくなります。

しかしスキャルピング型の自動売買システム(EA)であれば、ロジックに基づいた機械的なトレードが可能になります。

現在、スキャルピングを採用している自動売買システムはとても多く、優秀なものを選べばコツコツと利益を積み上げてくれますので、FX初心者の方もぜひ検討してみてください。

ここでは、スキャルピング型FX自動売買システムの選び方を解説致します。

  1. スプレッドの小さいFX口座を推奨している
  2. 取引量が多い通貨ペアで取引する

スキャルピング型EAの選び方①スプレッドの小さいFX口座を推奨している

スキャルピング型FX自動売買システムの選び方1つ目は、スプレッドの小さいFX口座を推奨していることです。

先ほども解説したように、売買を何度も繰り返すスキャルピング型EAにおいて、スプレッド一番の負担となります。

コストを抑えるためには、少しでもスプレッドの小さい口座を選ぶ必要があります。

通常、自動売買システムを購入する際は、開発者が「そのシステムを稼働するのに向いている」と判断したFX会社で運用することが勧められます。

そのため勝てる自動売買システムであれば、スプレッドの狭いFX会社を指定していると思います。

スキャルピング型EAの選び方②取引量が多い通貨ペアで取引する

スキャルピング型FX自動売買システムの選び方2つ目は、取引量が多い通貨ペアで取引することです。

短時間での取引を繰り返すスキャルピングは、どうしても1回1回の利益が小さくなります。

効率よく利益を狙うためには、相場の動きが活発な時間帯に、価格がよく動く通貨ペアで取引することです。

代表的な取引量が多い通貨ペアとして、以下のものが挙げられます。

  • ドル/円
  • ユーロ/円
  • ユーロ/ドル
  • ポンド/円
  • ポンド/ドル

取引量が多いと予想外の値動きをすることが少ないため、価格変動に巻き込まれるリスクが少なく、より安定して利益が出やすくなります。

スキャルピング系FX自動売買システムを選ぶ際、通貨ペアは必ずチェックしておきましょう。

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今回は、

  • FXにおけるスキャルピングとは?
  • スキャルピング型FX自動売買システムの選び方

について解説しました。

FX自動売買システムは、今回ご紹介したスキャルピング以外にも、様々なロジックがあります。

短期で爆益を得るもの、長期でコツコツ利益を積み上げるものなど、システムによって、利益獲得の仕方も様々です。

そのためシステムを選ぶ際は、色々な情報を比較検討しましょう。

以下の記事では、数々のFX自動売買のEAの中からガチで稼げるものを抜粋してランキング形式で発表しています。

本物の自動売買(EA)の情報を手にいれたい方は、是非このランキングをご覧ください。

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また、優秀な自動売買システムを選ぶ際は実際の利用者による口コミを見ることもおすすめです。

以下の記事ではおすすめのFX自動売買を厳選し、口コミ評判をまとめておりますので、比較してみてください。

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いかがでしたか?

今回は、数多くのFX自動売買システムに採用されている「スキャルピング」について解説致しました。

スキャルピングに限らずどの手法においても言えることですが、それぞれメリット・デメリットの両面がありますので、しっかりと知識をつけてから実際の取引に臨みましょう。

FX初心者の方には自動売買システム(EA)という方法もおすすめですので、この記事でご紹介したシステム選びのポイントとランキング記事をぜひご参考ください。

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