みなさん、こんにちは!有村です。
今回はFXにおける「ファンダメンタルズ分析」について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
テクニカル分析と比較すると、「ファンダメンタルズ分析は意味がない」「初心者向けではない」と言われることが多いです。
しかしトレード手法によっては、ファンダメンタルズ分析をすることで予測精度が大いに高まることがあります。
特に中長期の運用を考える人にとってはポイントとなる分析方法ですので、初心者の方はぜひご覧ください!
この記事では、以下の内容を解説致します。
- FXにおけるファンダメンタルズ分析とは?
- ファンダメンタルズ分析が「必要ない」と言われる理由2つ
- ファンダメンタルズ分析を「取り入れた方がいい」理由3つ
- ファンダメンタルズ分析の具体的なやり方
(①経済指標②金融政策・政策金利③要人発言) - 初心者におすすめの情報源は?
- FX自動売買におけるファンダメンタルズ分析の重要性
ぜひ最後までご覧ください!
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FXにおけるファンダメンタルズ分析とは
FXにおけるファンダメンタルズ分析とは、各国の政治や経済など、為替市場に影響を与える事象から値動きを分析する方法のことを言います。
具体的には、以下のような事柄から予想します。
- 経済指標(その国の経済に関するデータ)
- 金融政策(中央銀行が通貨の流通量を調整するために行う政策)
- 要人発言(各国の政府や中央銀行などの要職に就く人物による発言)
本来「ファンダメンタルズ(fundamentals)」という言葉には、「根本的な・基本的な」という意味があります。
ファンダメンタルズ分析はその名の通り、通貨の市場価格だけでなく、本質的な価値も見据えた値動きの予想に役立ちます。
初心者の方も一度、
- どのようなことを分析するのか?
- どのようなトレードで活かせるのか?
ということを理解しておき、今後のFX取引に活かしていただきたいと思います。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の違い
FXの相場分析方法は、大きく分けて
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
の2種類に分けられます。
テクニカル分析は、MT4などのチャート分析ツールを使い、過去の値動きから将来の値動きを分析する方法です。
対してファンダメンタルズ分析は、国の情勢などチャート以外の情報を駆使して値動きを分析する方法です。
毛色の違うこの2つの分析方法は、それぞれにメリットデメリットがあります。
しかしFXトレーダーの中には、「ファンダメンタルズ分析は意味がない」「テクニカル分析を重視すべき」という意見の方が多くいます。
なぜそう言われるのか、以下より詳しく解説します。
FXにおいてファンダメンタルズ分析が不要と言われる理由
FXにおいて「ファンダメンタルズ分析が不要」と言われる理由として、主に次の2つが挙げられます。
- 中長期的なトレード向きだから
- 情報収集の手間がかかるから
不要と言われる理由①中長期的なトレード向きだから
ファンダメンタルズ分析が不要と言われる理由の1つに、中長期的なトレード向きであることが考えられます。
実際、ファンダメンタルズの内容はすぐに値動きに影響しないものが多く、短期的な相場ではテクニカル的要因により価格が動くことも多いです。
例えば、何度も作用しているレジスタンスラインで反発しやすかったり、ラインブレイク後に一気にトレンドが形成されるのは、各テクニカルポイントを意識しているトレーダーが多いからと言えます。
そのため、スキャルピングやデイトレードといった短期的なFXトレードをする場合は、ファンダメンタルズ分析よりも目の前で動いているチャートから値動きを分析をした方が有利と言えます。
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不要と言われる理由②情報収集の手間がかかるから
FXにおいてファンダメンタルズ分析が不要と言われる理由2つ目は、情報収集の手間がかかることです。
ファンダメンタルズの情報は多岐に渡るため、初心者が理解するには時間がかかります。
また、取引する通貨ペアの国だけでなく、関連国の情報も集めて総合的に相場を判断する必要があります。
一方テクニカル分析の場合、チャートやインジケーターがあればすぐに分析が可能です。
これらのことから、初心者にとってはテクニカル分析の方がとっつきやすく、理解しやすい分析方法と言えます。
ではFXにおいて、「ファンダメンタルズ分析は本当に必要ないのか?」と言われると、そうではありません。
以下より、FXにファンダメンタルズ分析を取り入れた方がいい理由について、詳しく解説します。
FXでファンダメンタルズ分析を取り入れた方がいい理由
この項目では、FXでファンダメンタルズ分析を取り入れた方がいい主な理由を3つご紹介します。
- 長期的なトレードで勝ちやすい
- スワップ狙いのトレードで勝ちやすい
- テクニカル分析では補えない部分をカバーできる
①長期的なトレードで勝ちやすい
先ほどの項目では、短期的なFX取引(スキャルピングやデイトレードなど)をする場合は、テクニカル分析の方がより有利に働くと解説しました。
しかしスイングトレードやポジショントレードといった長期的なFX取引においては、ファンダメンタルズ分析を活用することで将来の値動きが予想しやすく、より有利に進めることができます。
FXの長期トレードは、取引回数が少ないためスプレッドの影響が少なく済むというメリットがあります。
コスト面では短期取引よりも遥かに優れているので、ファンダメンタルズ分析で勝てれば理想中の理想です。
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②スワップ狙いのトレードで勝ちやすい
FXでファンダメンタルズ分析を取り入れた方がいい理由2つ目は、スワップ狙いのトレードで勝ちやすいことです。
スワップポイントとは、通貨ペアの2つの国の金利差のことを言います。
例えば、日本円などの低金利通貨を売ってトルコリラなどの高金利通貨を買うと、ポジションを保有している日数だけ金利差分の利益を得られます。
スワップ狙いのトレードはスプレッドのマイナスを帳消しにできることが多い上、テクニカル分析に慣れていないFX初心者でも勝ちやすいというメリットがあります。
しかし、政策金利は国の景気などによって変更される可能性もあります。
そのためスワップ狙いのFXトレードをする際は、勘に任せた長期保有ではなく、勝つためにしっかりとファンダメンタルズ分析を行うことが求められます。
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③テクニカル分析では補えない部分をカバーできる
FXでファンダメンタルズ分析を取り入れた方がいい理由3つ目は、テクニカル分析では補えない部分をカバーできる点です。
先の項目で解説したとおり、ファンダメンタルズ要因の多くはすぐに値動きに影響しないものがほとんどです。
しかし、要人発言や地政学的リスクなど、突発的な出来事が起こった場合はFX相場が急変する場合もあります。
テクニカル分析は過去のチャートから値動きを予測するという性質上、そのような突発的な出来事には対応できません。
しかしファンダメンタルズ分析をすることで、そのような動きにも即座に対応することが可能です。
特に、経済指標など事前に発表日が決まっているものに関しては、相場が急変したときに備えて「FX取引をやめておく」という手段を取ることもできます。
FXにおけるファンダメンタルズ分析のやり方
FX初心者の方は、「具体的にどのようにしてファンダメンタルズ分析を行うのか?」がなかなかイメージができないと思います。
ここでは、FXにおけるファンダメンタルズ分析のやり方をご紹介させて頂きます。
- 経済指標
- 金融政策(政策金利)
- 要人発言
①経済指標
FXにおけるファンダメンタルズ分析のやり方1つ目は、経済指標を確認することです。
経済指標とは、各国の政府や中央省庁、中央銀行などが定期的に発表する、その国の経済に関するデータのことを言います。
プロトレーダー含め多くの投資家がチェックしており、ファンダメンタルズ分析の中でも特に重要視されています。
経済指標によってFXに与える影響は異なりますが、初心者の方は最低限、以下の経済指標の発表日をチェックしておくと良いでしょう。
- 米雇用統計(特に非農業部門雇用者数・失業率):毎月第1金曜日
- 米GDP(国内総生産):毎月25日前後
- 米消費者物価指数(CPI):毎月15日前後
- 米小売売上高:毎月第2週頃
②金融政策(政策金利)
FXにおけるファンダメンタルズ分析のやり方2つ目は、金融政策(政策金利)を確認することです。
金融政策とは、中央銀行が行う「通貨の流通量を調整するための政策」です。
国や一定の地域の金融システムの中核となる機関のこと。
日本の場合は日本銀行が中央銀行に該当します。
金融政策は、物価を安定的にコントロールし経済発展を下支えすることを目標として行われます。
金融政策の代表例として、政策金利(中央銀行が一般銀行に貸し出すときの金利)の調整があり、大きく「金融緩和」と「金融引き締め」の2種類に分けられます。
- 金融緩和:
景気が悪くなり物価の上昇率が低下した際に行われる。
短期金融市場に流れるお金を増やすことを目的に、金利の引き下げなどが行われる。 - 金融引き締め:
景気が加熱し過ぎて、物価の上昇率が高くなり過ぎた際に行われる。
短期金融市場に流れるお金を減らすことを目的に、金利の引き上げなどが行われる。
FXおいて、政策金利は通貨のパワーバランスに大きな影響を与えるため、特に重要視されています。
また、スワップポイント狙いの取引を行う場合、政策金利次第で受け取るスワップポイントが変わってくるため注意しましょう。
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③要人発言
FXにおけるファンダメンタルズ分析のやり方3つ目は、要人発言を確認することです。
要人発言とは、主に各国の政府や、中央銀行などの要職に就いている人物による発言のことを言います。
要人発言は景気の現状や今後の金融政策などを示唆する場合があり、相場に大きな影響を与えることもあります。
特に以下の人物の発言には注目が集まるので、FX初心者の方もチェックしておきましょう。
- 各国の中央銀行当局者(日本では日本銀行総裁、副総裁)
- 経済閣僚(財務大臣、財務長官)
- 財務官
FXのファンダメンタルズ分析の情報源
ここまで、FXにおけるファンダメンタルズ分析のやり方について解説しましたが、初心者の方は「それらの情報をどこから得たらいいのか?」ということに迷ってしまうと思います。
この項目では、おすすめのファンダメンタルズの情報源をご紹介いたします。
情報源①各FX会社のサイトで入手する
FX初心者がファンダメンタルズ情報を入手する方法として最もおすすめなのが、各FX会社のサイトで入手することです。
多くのFX会社では、
- 重要経済指標
- 各国の政治情報に関する最新ニュース
- 各種統計データ
などの情報を提供しています。
統計データでは各国の政策金利も確認することができます。
また、FX会社によっては1週間の為替予想やおすすめの取引通貨なども紹介しているため、初心者の方の予想に役立つものが多くあります。
情報源②ツイッターで入手する
FX初心者がファンダメンタルズ情報を入手するのに、Twitterという方法もおすすめです。
特に要人発言といった突発的なニュースをチェックする場合、Twitterはより早く情報を得ることができます。
ただしネットの情報には不確かなものもあるので、信頼できる情報かどうかを見極めることが大切です。
例えば外為どっとコムが提供する「外為情報ナビ」というサイトでは、主要メディアや要人のツイートをまとめてチェックできるサービスが提供されています。
ファンダメンタルズ分析に活用できる情報が満載となっていますので、初心者の方はぜひ活用してみると良いでしょう。
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FX自動売買においてもファンダメンタルズ分析は必要?
ここまで、FXにおけるファンダメンタルズ分析の重要性や、具体的なやり方をご紹介しました。
初心者がFXでより早く収益化を目指すためには「自動売買システムを使う」という方法もおすすめですが、自動売買を使う場合であってもファンダメンタルズ分析は必要なのでしょうか?
結論から言うと、必要です。
多くの自動売買システムはテクニカル分析を元にトレードを行うため、ファンダメンタルズ要員による値動きには対応しにくいと言われています。
特に、中長期的なトレードで利益を上げるロジックを採用したシステムを使う場合、ファンダメンタルズが原因で相場が急変した時は、そのままシステムを稼働し続けると思わぬ損失を被ることがあります。
そうならないためにも、大きな経済指標や要人発表があった際は、システムをOFFにすることが薦められています。
このように、裁量でFX取引をする場合も自動売買システムを利用する場合も、ファンダメンタルズ分析を行うことで負ける可能性が高い相場を避けることができます。
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ファンタメンタルズ要因にも対応できるシステムを選ぶことがカギ
FX自動売買システムの中には、大きな経済指標や要人発表があった際、LINEなどでお知らせしてくれるサービスを提供しているものもあります。
まだファンダメンタルズ要因の情報収集に慣れていない初心者の方は、ぜひ活用してみるといいでしょう。
今回解説したように、ファンダメンタルズ分析は中・長期的なトレードに向いているため、スキャルピングやデイトレードなどの短期取引を行うことが多い初心者の方にはあまり使う機会がないかもしれません。
しかし、自動売買システムであればプロのロジックに従って長期の相場で勝つ取引を行ってくれますので、ファンダメンタルズ要因による負けを減らすことで、最終的に大きな利益を得られる可能性があります。
まだFXの相場分析に慣れていない方は、テクニカル分析と併用して自動売買システムを運用し、「稼ぎながらトレード経験を増やす」というのも1つの手と言えます。
しかし、そのためには「優秀なシステムを選ぶこと」が大前提です。
以下の記事では、数々のFX自動売買のEAの中からガチで稼げるものを抜粋してランキング形式で発表しています!
本物の自動売買(EA)の情報を手にいれたい方は、是非このランキングをご覧ください。
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まとめ
いかがでしたか。
今回は以下の内容で、FXのファンダメンタルズ分析について説明しました。
- FXにおけるファンダメンタルズ分析とは?
- ファンダメンタルズ分析が「必要ない」と言われる理由2つ
- ファンダメンタルズ分析を「取り入れた方がいい」理由3つ
- ファンダメンタルズ分析の具体的なやり方
(①経済指標②金融政策・政策金利③要人発言) - 初心者におすすめの情報源は?
- FX自動売買におけるファンダメンタルズ分析の重要性
FXで勝つためには、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析、両方を極めるに越したことはないです。
初心者の場合、ひとまず短期トレードを想定するのであれば「テクニカル分析」、長期トレードを想定するのであれば「ファンダメンタルズ分析」と覚えておくと良いでしょう。
テクニカル分析にのめり込んでいくと、途中でどうしてもファンダメンタルズの知識が必要になってくる局面がやってくると思います。
初心者にとっては難しいかもしれませんが、国の経済状況を知ることで得られるものも多いので、少しずつで良いのでファンダメンタルズ分析にも挑戦してみましょう。
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FXと同じく為替チャートを予想する取引ですが、レートが上がるか・下がるかの2択から予想するので、比較的楽に分析を進めることが出来ます。
僕・有村翔太はFXだけでなく、バイナリーオプションで勝つための手法や考え方についても、以下のブログで発信しています。
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